『ドラッカー365の金言』6月25日・『企業とは何か』より

 昨日(6/24)の頁で、企業には市民性を提供することができないと言っているのに、なぜ改めて企業が選民主義的であるという文章を引用しているのかと思ったら、昨日の頁は 2002 年発行の『ネクスト・ソサエティ』からの引用で、今日の頁は 1946 年発行の『企業とは何か』からの引用だった。半世紀以上の時を経ても、言っていることがブレていないとは……ドラッカーの洞察の確かさに驚かされます。

 昨日と今日の頁を続けて読むと。 NPO ならば特に意識しなくとも、そこに参加する全ての人々の価値を認めることができるけれども、経済性を信奉する企業においては、気をつけて意識しないと、個々の人間の価値を見失なってしまう。という風に読み取れる。

企業とは何か

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ドラッカー名著集11 企業とは何か

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