『ドラッカー365の金言』7月14日・『イノベーションと起業家精神』より

 今日の頁で述べられていることは、いわゆる「失敗から学ぶ」ということではないと思う。もちろん失敗から学ぶことも必要だけれど、ドラッカーはいつも過去ではなくて未来を見ている。

 つまり、失敗には過去の不徳の結果としての失敗と、ドラッカーがよくいう「すでに起こった未来」としての失敗がある、ということで、それを見極めて適切に対応しなければいけないのだろう。ただし、その見極めが難しくて、正しく見極めるには、自分達の活動を正確に評価できなければいけない。

イノベーションと企業家精神 (ドラッカー名著集)

イノベーションと企業家精神 (ドラッカー名著集)