『ドラッカー365の金言』7月25日・『未来企業』より

　確か T 型フォードは、徐々に安くなっていった。しかも、フォードの従業員は他の自動車会社よりも給料が良く、従業員がその車を買うという好循環を作り出していた。

　第一の心得は、無理矢理に価格を下げても、どこかに無理があって、結局は綻ろびが露呈するということだろう。

　第二の心得は、僕の個人的な印象では、ファウンダーの盛田さんが活躍してた頃の SONY が一番上手にやっていたと思う。 WALKMAN はその典型だし、 Betamax にしても、局地戦の規格戦争には負けたけど、家庭でのビデオ録画という市場を創造した功績は計り知れない……今の DVD も Blu-ray もその恩恵を受けているわけだし。

　第三の心得は、敢えていうまでもない、というか、マーケティングというのはこういうものだと思うのだけど、そうでないことが多いのだろうか?

　第四の心得は、 7/18 の頁でいっていることですね。

未来企業―生き残る組織の条件