『ドラッカー365の金言』10月4日・『経営者の条件』より
妥協するのは良くない。とはよくいうけれど、正しい妥協という観点はとても現実的でドラッカーらしい。そもそも、マネジメントの行なうべきことの一つが、相反する物事の調整やバランスなのだから、正しい妥協をすることは大切なのだろう。
今日の本文で挙げられているソロモン王の裁きの例は、間違った妥協の例だが、自分達が行なっている妥協が間違っていないか確認する上で、良い指標になると思う。つまり、目的とする事柄を殺してしまっていないかを確認することで、妥協の正否が評価できる。日本語には「骨抜きにする」という言葉があるが、これも同様の指標として使える。
- 作者: P.F.ドラッカー
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2006/11/10
- メディア: 単行本
- 購入: 20人 クリック: 175回
- この商品を含むブログ (114件) を見る