『ドラッカー365の金言』1月28日・『マネジメント』より

 フォード・モータースも、当初はベンチャー企業だった。そして、今でもベンチャー企業が陥りがちなあやまちを犯してしまったのだろう。ベンチャー企業創立者は、自分のアイデアと方法論によって企業を起こし、また、それで成功していれば、自分のやり方に自信と確信を持つ。その自信と確信のため、自分以外の人間に仕事を任せられなくなってしまう。せめて、ヘンリー・フォードのようにマネジメントを否定しなければ、最悪の事態は避けられるはずだ。

ドラッカー名著集13 マネジメント[上]―課題、責任、実践

ドラッカー名著集13 マネジメント[上]―課題、責任、実践