『ドラッカー365の金言』6月4日・『新しい現実』より

 ドラッカーの本を読むまでもなく、情報伝達が大事であるということは誰でも知ってはいる。しかし、自分の周りの情報の流れがどうあるべきかということを、真剣に分析して把握している人はあまりいないのかもしれない。情報伝達とか報連相が重要だと確認しあう局面でも「報連相を心がけよう」というような曖昧な言い方で納得してしまうことが多いのだろう。

 そもそも、ビジネスの局面で「心がける」などという曖昧な言葉を使うべきではないのに、情報という一見取り留めのないものを扱おうとすると、曖昧な表現になってしまうのだろうか?

 しかし、だからこそ情報を的確に扱えることは、その組織の強みになる。

[新訳]新しい現実 政治、経済、ビジネス、社会、世界観はどう変わるか (ドラッカー選書)

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