『ドラッカー365の金言』7月21日・『イノベーションと起業家精神』より
今日の頁の本文で言っていることはちょっと悲観的に見える。社会的機関が官僚的なのは昔も今も変わっていないし、もちろん、官僚的だからこそ起業家の精神が必要だ、ということなのだとは思うけど、それにしてもドラッカーらしい前向きさがあまり感じられない。
最近のドラッカーは NPO に期待しているけど、この本が書かれた 1980 年代前半には NPO の影響力が今とは比較にならない程小さかったのかもしれない*1。しかし、そうだとしてもドラッカーなら、その後の NPO の役割に気付いていそうなものだが……。
- 作者: P.F.ドラッカー,上田惇生,佐々木実智男
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 1985/05
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 5回
- この商品を含むブログ (13件) を見る
- 作者: P.F.ドラッカー,上田淳生
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2007/03/09
- メディア: 単行本
- 購入: 22人 クリック: 266回
- この商品を含むブログ (49件) を見る
*1:Wikipedia によると、ジョンズ・ホプキンス大学国際比較研究プロジェクトによる NPO の定義、というものが作成されたのが 1994 年で、日本の「特定非営利活動促進法」が成立したのが 1998 年ということなので、1980 年代前半には NPO という言葉自体が存在しなかった可能性もある。