『ドラッカー365の金言』8月2日・『マネジメント』より
本文前半の、規模の誤りについての説明はとても分かりやすい。肥大化した無駄な部分が単に無駄なだけではなく、優良な部門以上に労力や資金を吸い取るということを、肝に銘じておくべきだろう。強みに集中するということの大切さを、逆の面から説いている。
後半のアメリカン・モーターズの例は、僕自身がアメリカン・モーターズの盛衰についてよく知らないので、いまいちピンとこない。けれども、明確なコンセプトでニッチ*1を探るべきという意味は分かる。
個人的な感覚だけど、地球生命が海から淡水域、沼地そして陸上へと棲息地を変化させつつ、進化してきた経緯とイメージが重なる気がする。
- 作者: P.F.ドラッカー,上田惇生
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2008/12/12
- メディア: 単行本
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*1:ニッチというと「隙間ビジネス」という印象が強いけれども、ここでは、単語本来がもつ「収まるべき場所」という意味なのだろう。