『ドラッカー365の金言』8月10日・『イノベーションと起業家精神』より
今日の金言は、ベンチャーに限らず、あらゆる事業に対するまさに金言だと思う。けれど、やはりベンチャーの創業直後には、特に重要な意味がある。
ベンチャーというのは、市場の中の隠れたニーズを掘り起こすことを事業の種とするので、その時点では顧客以上に製品やサービスのありかたを知っている必要がある。しかし、一旦、事業として動き出した後では、既存の企業と同様に顧客の動向をリサーチすることが重要になる。この転換は血気盛んなベンチャーの起業家には、とても難しいことなのだと思う。
新訳 イノベーションと起業家精神〈上〉その原理と方法 (ドラッカー選書)
- 作者: P.F.ドラッカー,Peter F. Drucker,上田惇生
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 1997/11
- メディア: 単行本
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