『ドラッカー365の金言』8月9日・『ネクスト・ソサエティ』より

 今日の本文では、企業研究所は陳腐化したといっているが、8/7のエントリーで挙げた、パロアルト研究所SONY の CSL はまだ陳腐化していないと思う。考えてみると、この二つの研究所はどちらも情報技術を研究している。情報産業においては企業研究所の役割が終わっていないということかもしれない。

 情報産業というのは、ネットを活用することで個人でもイノベーションを起こせる市場なので、それこそ企業研究所が活躍する余地が少ないように思う。しかし、それでも前述のような研究所が陳腐化していないのは、情報産業の持っている可能性が広く大きくて、企業・個人・コミュニティそれぞれに、まだまだ活躍の場があるということなのだろう。

ネクスト・ソサエティ ― 歴史が見たことのない未来がはじまる

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