『ドラッカー365の金言』8月19日・『イノベーションと起業家精神』より
行動がパターン化する。つまり、一度成功した手法は誰だってまた使いたくなるということだ。しかし、同じことを繰り返していれば、競争相手に研究の余地を与えてしまう。そんなことは、一度経験すれば理解できると思うのだが、本文で取り上げられているアメリカと日本の例では、何十年にもわたって同じことが繰り返されたことになる。国レベルで行動パターンを変えるにはそれだけ時間がかかるということなのだろう。*1
日本企業の方法論を柔道に結び付けるのは、西洋人には理解しやすいのだろうな、と思う。
新訳 イノベーションと起業家精神〈上〉その原理と方法 (ドラッカー選書)
- 作者: P.F.ドラッカー,Peter F. Drucker,上田惇生
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 1997/11
- メディア: 単行本
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*1:7/27 のエントリの脚注で書いた「組織の意志決定に働く慣性の法則」という考え方がここでも当てはまると思う。