『ドラッカー365の金言』8月19日・『イノベーションと起業家精神』より

 行動がパターン化する。つまり、一度成功した手法は誰だってまた使いたくなるということだ。しかし、同じことを繰り返していれば、競争相手に研究の余地を与えてしまう。そんなことは、一度経験すれば理解できると思うのだが、本文で取り上げられているアメリカと日本の例では、何十年にもわたって同じことが繰り返されたことになる。国レベルで行動パターンを変えるにはそれだけ時間がかかるということなのだろう。*1

 日本企業の方法論を柔道に結び付けるのは、西洋人には理解しやすいのだろうな、と思う。

*1:7/27 のエントリの脚注で書いた「組織の意志決定に働く慣性の法則」という考え方がここでも当てはまると思う。