『ドラッカー365の金言』9月27日・『マネジメント』より
賞罰を明解にするということは、組織運営の基本中の基本だと思う。
孫子の第一篇、始計にある七計にも……
賞罰孰れか明らかなる(信賞必罰はどちらがより明確に守られているか。)
どのように小さい善でも賞せざるはなく、どのように小さい悪でも罰せざるはなかった。
と、評されている。日本という国が興る以前や卑弥呼が取り仕切っていた頃から賞罰が重要だといわれていたということだ。
また、本文にもあるようにその賞罰は組織の目的や価値観を表すということに注意する必要がある。心証を重視しすぎてしてしまうと、組織としての価値観がぼやけてしまって、行動の指針が失われてしまう。
- 作者: ピーター・F・ドラッカー,上田惇生
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
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*1:彼は軍略家というよりはマネジメントの天才だと思う。