『ドラッカー365の金言』10月10日・『経営者の条件』より
問題提起が間違っていたとしても、一旦方針として決定されてしまって、その問題の解決に向かって動き出してしまえば、それを止めることは難しい。課題が与えられれば誰でも、その課題を克服するために全力を尽くして取り組む。現在取り組んでいる問題の存在意義に疑問を投げかける人はほとんどいない。また、組織の規模が大きくなると、誰かが気付いたとしても「慣性力」*1が強くて止めるのは難しい。
問題に取り組む前でなければ、立ち止まって見直すことはできないと考えるべきだ。
- 作者: P.F.ドラッカー
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2006/11/10
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*1:7/27 のエントリの脚注を参照して下さい。