『ドラッカー365の金言』10月9日・『経営者の条件』より

 本文で挙げられている四つの分類のうち、第一分類は本文にも対処方法が書いてあるし、難しいこともあまりない。そして、第二と第四の分類は、第三分類を適切に処置していれば自ずと解決するはずだ。

 第三分類の処置で重要なことは、その経緯を記録して後から参照しやすくする仕組みを構築しておく、ということだ。この「後から参照しやすい」というのは口でいうほど簡単なものではない。ここで、ファイリング技術や IT 技術は、あくまでも道具にしかすぎないと思う。個々の事例を組織の皆が深く理解できる仕組みが必要だろう。

ドラッカー名著集1 経営者の条件

ドラッカー名著集1 経営者の条件