『ドラッカー365の金言』10月12日・『マネジメント』より

 人は自分で納得したことしか実行することができない。コーチングにおいては行動する内容は必ず実行する当人、つまり、クライアント自身に決めさせる。コーチが実行する内容を提案することもあるが、その場合でも、クライアントがそれを選ぶという形で当人に決めさせる必要がある。

 組織の意思決定においては、本当の意味では当人が決めることはできないが、自分達の課題として考え直すことはできる。また、妥協という形でも、それは自分で行動を決めたことになるだろう。しかし、そのためには、ある程度の時間が必要だと思う。今日の本文で挙げられている日本企業のやり方は、その時間を与える役目もあるのだろう。

マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則

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