『ドラッカー365の金言』3月31日・『新しい現実』より

 ドラッカーは自分自身のことを「社会生態学者」と言っている。

 最近では生物学の世界でも、種の分化や分類においては分子生物学が台頭してきて、分析的にも判断されるが、生態系の研究はやはり形態的に行なわれる。組織や社会というものも一種の生態系であり、それを研究するのがドラッカーが生み出した「社会生態学」なのだろう。当然、その研究には形態的アプローチは重要な方法だといえる。

新しい現実―政府と政治、経済とビジネス、社会および世界観にいま何がおこっているか

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