『ドラッカー365の金言』6月20日・『マネジメント』より

 社会へのインパクトというのは、急激な為替の変動とか、天災とかを指すのだろう。為替の変動にしても天災にしても、一時的には経済の停滞をもたらすが、必ずその反動があるのでをこにはビジネス・チャンスがあるはず。インパクトというのはそういうものだと思う。逆に、機会にできないインパクトというのは考えにくい。天災などは人道的見地からビジネスとすべきではないということか? そう考えると、規制という言い方がしっくりくる。

 無用なインパクトの除去を機会にするということは、例えば損害保険のように、それが誰もが望まないものだからそれを除去するのがビジネスになるということだろう。

ドラッカー名著集13 マネジメント[上]―課題、責任、実践

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