傍観者の時代

『ドラッカー365の金言』4月25日・『傍観者の時代』より

今日の金言で挙げられていることは、誰でも知っているはずの言葉だろう。ただし、前半の文は直感的に理解できるけれども、対になっている後半の文は、「権限」と「責任」がお互いに支えあっているという構造をイメージしないと、実感として理解しづらい。そ…

『ドラッカー365の金言』4月22日・『傍観者の時代』より

今日の本文で挙げられている二つの実例は、人物を評価する上で大切な見方を端的にあらわしていると思う。最初の事例はちょっとしたジョークとしても、覚えておく価値のあるエピソードだ。一方、後の事例は、話しとしては地味だけど、つい見落としがちになる…

『ドラッカー365の金言』4月21日・『傍観者の時代』より

マネジメントのもっとも大切な仕事は確かに人事だろう。マネジメントとは他人に仕事をしてもらって、成果を挙げる仕事だといえる。ならば、マネジメントが組織の成果にかかわることができるのは、個々の仕事に成果を挙げられる人物を配することと、配下の人…

『ドラッカー365の金言』2月12日・『傍観者の時代』より

日本には今日の頁で書かれているようなことを表す「岡目八目」という言葉がある。元々は囲碁に由来する言葉で「岡目」は「傍目」とも書き、傍らから観ている方が、八目強くなるという意味ですね。囲碁でも脇からあまりとやかく言うのは関心できませんが、結…

『ドラッカー365の金言』6月23日・『傍観者の時代』より

各々の職場での仕事の内容は、そこで働いている当事者が一番理解しているのだから、彼らに権限と責任を与えるのが合理的なのだろう。特に今日のように、状況が急速に変化している世の中では、個々の局面において迅速な判断が求めらるので、上の意見を仰いで…