産業人の未来

『ドラッカー365の金言』2月24日・『産業人の未来』より

組織を構成する人々がシラケてしまっている状態は、組織にとって危機的状態だ。それどころか、そもそも組織の存在そのものが害であるとすらいえる。反逆する余地があれば、まだ、再生の機会があるだけましだとさえいえる。ドラッカー名著集10 産業人の未来 (…

『ドラッカー365の金言』2月17日・『産業人の未来』より

経済発展が最高の目的であるとされていた時でも、本当の意味で成功している企業には、厳然とした理念を持ち、その理念の元に組織の人々の気持ちとエネルギーを集約して、大きな成功を収めていたはずだ。そもそも、人間の本質が経済的な成功を求めているとい…

『ドラッカー365の金言』1月31日・『産業人の未来』『イノベーターの条件』より

現代の社会は一人ひとりのが専門化することによって、非常に高度な文化と文明を実現し維持している。逆に専門企業、流通、情報通信などがなければ、今、身の周りにあるほとんどの物を手に入れことはできない。そして、その文化・文明の基盤となるものはどれ…

『ドラッカー365の金言』1月19日・『産業人の未来』より

社会の中で役割を持つということは、社会に対して貢献し成果をあげる責任をもつということで、そのためには、自らの問題として社会の問題を読みとき、成果に結び付ける努力を続けているということだと思う。社会の変化に追従しリスクを受け入れる覚悟をもつ…

『ドラッカー365の金言』12月27日・『産業人の未来』より

本文の中で「パニック」の例を挙げているけれど、たしかに、現在の情勢は一種のパニックなのだと思う。価値基準がゆがぎ、権力の正当性に疑問が生まれる様な状況で、社会が機能するはずがないのは道理だ。 機能する社会を求める欲求が、日本やアメリカでの政…

『ドラッカー365の金言』10月16日・『産業人の未来』より

今日の本文は、いきなり哲学用語が出てきたり、内容もマネジメントというよりは社会学のような話しになっていますね。しかし、「決定的な権力」というものは、少なくとも現在の日本においては、社会よりはむしろ組織の中に存在するように思う。つまり、トッ…