『ドラッカー365の金言』7月5日・『未来への決断』より
今日の本文で挙げられているメルクは7/1に紹介した『ビジョナリーカンパニー』でも取り上げられている。また、カリスマ性の否定と予期せぬ出来事への対応の仕方は『ビジョナリーカンパニー 2』では「第五水準のリーダーシップ」という概念の一部とされている。
最後の陳腐化についての件は、あらゆる物事はメンテナンスしなければ綻び朽ちていくものなのだから、「事業の定義」も例外ではないということだろう。奇しくも、昨日の講演で上田先生が「エントロピー増大の法則」という言葉を使われていたけれど、シュレーディンガーが、生命だけが負のエントロピーを取り入れエントロピーの増大を相殺すると言っているように、「事業の定義」がまさに“生きて”*1いれば陳腐化しないのだと思う。
- 作者: P.F.ドラッカー,Peter F. Drucker,上田惇生,林正,佐々木実智男,田代正美
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 1995/09
- メディア: 単行本
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*1:もちろん生かすのは、それを扱う人達です。