『ドラッカー365の金言』7月17日・『イノベーションと起業家精神』より
今日の本文を読むと、変化が急であることが問題というよりは、変化に気付かない、あるいは気付いても行動しないことが、問題だと言っているように思える。
どのようなシステムでも、その内側に居ると変化に気付きにくい。よく「他人の子供はすぐに大きくなる。」というが、その裏返しで、自分の子供は日々間違いなく成長しているにもかかわらず、その成長には気付きにくい、ということに似ている。
また、産業や市場において成功をつづけていると、変化しないことが成功の秘訣、というような間違った認識が生まれて、行動が鈍くなってしまうことは、よくありそうだ。
つまり、単に「急だ」というよりも「変化は思っているよりも急だ」と、解釈したほうがよいのだろう。
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