『ドラッカー365の金言』10月7日・『経営者の条件』より
今日の本文で挙げられている、六つのステップの各々が省かれた状態とはどういうことだろうか。
第一のステップが省かれるということは、時期を逸するということだ。組織の内外の情報に注意を怠ると勇み足や手遅れとなって、意思決定自体がかえって害になる。第二のステップが省かれるということは、不必要なことにまで手を出すということで、欲張って色々なことを解決しようとするのは経営資源を浪費するだけだ。第三のステップを省いた場合は、行動した結果が望むものではなくなってしまう。第四のステップを省くと、目的がすり替わってしまう。第五のステップが省かれると、効果が薄められて無意味になってしまう。そして、第六のステップを省いてしまうと、決定が実行されずこれまでのプロセスが全て無駄になってしまう。
- 作者: P.F.ドラッカー
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