『ドラッカー365の金言』10月24日・『断絶の時代』より

 昨日、一昨日の頁で、政府の役割は意志決定であり、実行部分は民営化するべきだと述べられている。そして、そのような役割分担は企業では分権として実現しているとされている。

 そして、今日の頁では政府の役割は作曲家や指揮者のようであり、楽器の特性を活かすことが肝要だといっている。これは、もちろん企業で意志決定する立場の人にも当てはまる。

 まあ、このような比喩はありきたりではあるけれど、逆説的に、分権がされていないオーケストラを想像することで、分権の有効性を実感することができると思う。

断絶の時代―いま起こっていることの本質

断絶の時代―いま起こっていることの本質